東海道五十三次の城下町くわな

三重県北西部に位置する桑名市は、木曽川、長良川、揖斐川の三つの大河、木曽三川が 伊勢湾に流れこむ河口に面し、西に鈴鹿連峰、北に養老山系、東に濃尾平野が広がる、 水と緑に囲まれた豊かな自然に恵まれています。室町時代頃から通商の町であったと言われています。 江戸時代に、東海道五十三次の日本橋から数えて、42番目の宿場町となってからは、城下町、港町として陸路、 海路の交通の要衝として、栄えました。 熱田宿「宮の渡し」から、唯一の航路を渡ると、桑名宿「七里の渡し」に到着します。 海路を渡り、人や物資の輸送し、渡しの周辺は繁栄を誇っていました。

また、三つの大河を利用して、木曽の用材、美濃の米などが運ばれてきて、 桑名から各地に送るという流通の拠点となっていました。 歌川広重の版画、 東海道五十三次の桑名宿七里渡口には、大きな帆を持つ船と、海に浮かんだように 描かれた、城と石垣が描かれています。 そのような交通の要衝にあり、「くわな鋳物」はその利便性を生かして、桑名 およびその周辺で発展してきました。

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