三重県鋳物工業協同組合では、型に特殊な砂をつめ、高温で溶かした金属を流し込み、本物の鋳物づくりのような工程で、子供から大人の方々に楽しみながら鋳物の良さを感じてもらう【いものづくり体験会】を定期的に開催したり、近隣の小学校からの要望に応じ、小学校で出前授業をおこない、民官一体となって「ものづくり」の良さを学んでいただいております。
また、三重県鋳物工業協同組合では、鋳物産業の技術力維持・向上と、人材育成を目的として、技能検定への対応・支援を行っております。技能検定とは、技能のレベルを、国が基準を定めて評価する制度です。これには明確な階層(レベル分け)があり、鋳物づくり(鋳造)分野では、3級(基本的な鋳造作業ができる初級レベル)、2級(一人で安定した作業ができるレベル)、1級(高度な鋳造技術 品質管理・指導ができるレベル)、特級(技能+管理能力が求められるレベル)の等級構成となっております。合格すると「技能士」という国家資格が与えられ、技能レベルの客観的証明となります。
さらに、鋳物製造現場における安全確保と作業効率の向上を目指して、クレーンをはじめとする各種技能講習の受講を推進・支援しております。
公設試験研究機関である三重県工業研究所金属研究室では、産業界で必要とされる実践的な技術者育成に力を入れており、その代表的な人材育成プログラム「鋳造技術者育成講座」や、金属材料評価などの「評価技術講座」が開催されています。日本鋳造協会では、将来の中核的な技術者・管理者となる人材育成を目的とした「鋳造カレッジ」が開催されています。三重県鋳物工業協同組合ではこれらを積極的に推奨し、キャリアアップ支援をおこなっております。
それから、開発途上国等には、経済発展・産業振興の担い手となる人材を育てるため、先進国の進んだ技能・技術・知識を習得しようとするニーズがあります。日本ではこのニーズに応えるため諸外国の青壮年労働者を一定期間産業界へ受け入れて技能等を習得してもらう制度があります。三重県鋳物工業協同組合では、この制度を活用し、受入れをおこなっております。